自然素材は本当に安心?

自然素材の長所と短所

自然素材が人気です。壁は珪藻土、床は無垢の木。自然素材は心地良いし、なんといっても、体にも良い―。

でも、ちょっと待って下さい。物の価値には、必ず長所と短所があります。自然素材の意味を履き違えると、大ごとになります。自然素材がライフスタイルに合うかどうか、十分検討してから、決めることが必須です。

床

メリット デメリット
自然素材
  • 感触が良く、臭いも良い。
  • 傷がついても削ることにより、補修が可能。
    傷が目立たなくなる。
  • 経年により、色が変化する。
  • 傷がつきやすい。
  • お手入れが必要。
  • 自然素材は乾燥収縮を繰り返すので、冬は隙間があいたり、夏や梅雨は、木が太り盛り上がったりする。
フローリング
  • 表面がコーティングされているので強く、傷がつきにくい。
  • ワックスを頻繁にかける必要がなく、手入れが楽。
  • 日焼けしにくい。
  • 形の安定性があり、変化しない。
  • 木の臭いはしない。
  • ペタペタ冷たい。
  • 傷がついても、削って補修はできない。
自然素材だからこその特徴を理解したうえで選ぶことが大切!

壁

メリット デメリット
自然素材
  • 室内の湿気や結露を吸ってくれる。
  • 室内の空気環境を整えてくれる。
  • 住んでいる時の爽やか感が違う。
  • お手入れが必要。
  • 塗り壁なので割れる。
  • クレヨンなどの落書きは、NG。
ビニールクロス
  • 色、柄が豊富。
  • クレヨンの落書き等で汚れても、固く絞った雑巾で拭くことができる。
  • 張り替えることができる。
  • 化学製品のため、人により、臭いを強く感じたり、アレルギー反応を起こす心配がある。

珪藻土の壁は、「珪藻土配合の塗り壁」という意味で、珪藻土だけでは壁になりません。珪藻土の配合量が30%ぐらいのものもあれば、5%以下のものもあります。また、混ぜられた活着性ボンドが、化学ボンドなのか、海藻でできたノリなのかも、メーカーによって違います。共に、同じ「珪藻土」で売られているので、注意が必要です。

同じ珪藻土でも、配合量やノリの成分はメーカーによって違うので要注意!

自然素材でアレルギーは解決できる?

フローリングでもクロスでも、だから即、アレルギーに結び付くわけでは決してありません。アレルギーは、あくまでもその人の個性の一部。アレルゲンが何であるのかを知ることが大切です。家を自然素材にして、解決されるのはごくわずかな事例なのです。

ハウスダストが原因なら、カーテンを障子に、また、畳をやめて、全て無垢の床材にするのもひとつの方法です。そうすれば、埃が舞いません。換気扇をよく掃除しましょう。

ハウスダスト?花粉?まずはアレルゲンを知ることから

新築の臭い

構造躯体に乾燥程度の良い木材を使って建てた家は、例え表面に化学製品を使っていても、いわゆる"新築臭さ"がありません。芳香剤から、ホルムアルデヒドなど有害なものも含め、それらは水蒸気に付着しやすい化学性能をもっています。水蒸気に付着したものを、水蒸気と一緒に構造躯体の木が吸ってくれるのです。

嫌な臭いの原因を、水蒸気と一緒に吸収します

押入れには自然素材

通常、寝具を入れて、1日中締めきっていることが多い押入れの中には、ベニヤ板や化粧ボードではなく、自然素材の無垢の杉板がおすすめです。湿気を吸ってくれます。

無垢の杉板で湿気対策はばっちりね!

家づくり成功読本

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