

自然素材が人気です。壁は珪藻土、床は無垢の木。自然素材は心地良いし、なんといっても、体にも良い―。
でも、ちょっと待って下さい。物の価値には、必ず長所と短所があります。自然素材の意味を履き違えると、大ごとになります。自然素材がライフスタイルに合うかどうか、十分検討してから、決めることが必須です。
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珪藻土の壁は、「珪藻土配合の塗り壁」という意味で、珪藻土だけでは壁になりません。珪藻土の配合量が30%ぐらいのものもあれば、5%以下のものもあります。また、混ぜられた活着性ボンドが、化学ボンドなのか、海藻でできたノリなのかも、メーカーによって違います。共に、同じ「珪藻土」で売られているので、注意が必要です。


フローリングでもクロスでも、だから即、アレルギーに結び付くわけでは決してありません。アレルギーは、あくまでもその人の個性の一部。アレルゲンが何であるのかを知ることが大切です。家を自然素材にして、解決されるのはごくわずかな事例なのです。
ハウスダストが原因なら、カーテンを障子に、また、畳をやめて、全て無垢の床材にするのもひとつの方法です。そうすれば、埃が舞いません。換気扇をよく掃除しましょう。


構造躯体に乾燥程度の良い木材を使って建てた家は、例え表面に化学製品を使っていても、いわゆる"新築臭さ"がありません。芳香剤から、ホルムアルデヒドなど有害なものも含め、それらは水蒸気に付着しやすい化学性能をもっています。水蒸気に付着したものを、水蒸気と一緒に構造躯体の木が吸ってくれるのです。


通常、寝具を入れて、1日中締めきっていることが多い押入れの中には、ベニヤ板や化粧ボードではなく、自然素材の無垢の杉板がおすすめです。湿気を吸ってくれます。

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